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§15 決め手はやっぱりマインドセット

Woman sitting in chair using laptop --- Image by © Steve Hix/Somos Images/Corbis

書籍づくりについて、どのような内容にするかと同じぐらい、真剣に考えないといけ ないことがあります。
文章はエネルギーであるとお伝えしました。 エネルギーとは「ひとつの方向へけん引する力」です。
この力によって、読者は引きこまれ、感情を動かされ、期待するアクションをとるよう になります。
では、このエネルギーを込めるためには、どうすればいいのでしょうか。
前章でもお伝えしましたが、文章の持つエネルギーとは、
1.自分の核への信頼 2.清濁併せのむ度量 3.対象物と読者への愛情
という3つの要素で成り立っています。
これらがなければ、読者を惹きつける文章になりません
これらのほか、さらに、書き手であるあなたの、文章を書く心の姿勢が大事になります。
心の姿勢というのは、よくマインドセットなどといわれますが、つまり、書き手側の強 い気持ちのことです。
読者はあなたの文章を読む必要はないのです。
読むとしても、集中して真剣にではなく、むしろ暇つぶし、退屈しのぎ、なにか面白い 話があればラッキーぐらいの、中途半端な状態でいるわけです。

そういう人たちに向かって言葉を投げかけるので、書き手側に強い思いがないと、 読者まで届けることができないのです。
このように書くと簡単そうに見えるかもしれませんが、実際は相当の集中力を使うこと になります。
よく本業の作家が作品を書きあげたあとに、一週間は寝込むという話などを聞きます。 まさに、それぐらい集中しないとできないことなのです。
では、文章にエネルギーを込めるためのチェックポイントをお伝えします。
1つめは、書くことを前もって準備することです。
このメールセミナーでもお伝えしました、文章を書く目的、ゴール、入口を決める。
「だれが」 、 「だれに」、 「なにを」伝えるためのものかを明確にする。
これによって、焦点が絞られるようになります。
逆にいうと、これらのことがハッキリしていない場合は、意識が散漫になり、威力の弱 い文章になってしまいます。
2つめは、書く場所、環境を整えることです。
集中できる場所、整理された机、使い慣れたパソコン、など。 自分の意識が他に向かわないように、事前に環境を整えることも大事になります。
また、寝不足や極端な空腹、飲酒後や仕事のあとの疲れているときなどは、集中力が落 ちます。
食事の直後も、消化作用に血液がとられてしまいますので、あまりおすすめできません。
何気ないことのようですが、プロのライターたちは、こういった作業をする時間や、自 分自身の状態に大きな注意を払っています。

3つめは、どうしても気分が乗らないときは、ムリに書かないことです。
気持ちのうえでは書きたいと思っている、あるいは締切が近い、など、書きたい意識は あるのに、どうも頭がスッキリしない。
パソコンに向かっても、なにも浮かんでこない。 なにも考えられない。
こういうときにがんばって進めても、あまりいいものは生まれません。
昼寝などの休憩をはさんだり、日にちを変えてみるなど、別の方法を考えることも必要 です。
ちなみに、私が書籍などまとまった文章を書くときは、3~4時間ごとに短時間の睡眠 をとるようにしています。
常にリフレッシュした新鮮な状態で書かないと、細かい配慮ができなくなるからです。
また、読者が多いほど、あるいは、扱う内容の規模や金額を大きいほど、より高いエネ ルギーが必要です。
ご自身なりに、得意な方法で、集中力を生みだす状態を探ってみてはいかがでしょうか

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